ワンドの4/停滞カードのひとつ。しかし、辛くはありません。

タロット78枚の中には、「停滞」を示すものも少なくありません。
実際、現実はそうそうスピーディに展開することばかりじゃありませんから、停滞カードが多いのも仕方のないことなんですよね。
また、カードにより「なぜ停滞するのか」の意味合い、理由はそれぞれです。

そんな「停滞組」の中で、ワンドの4ももれなく停滞を示すカードではあるのですが、

停滞する。しかし、辛くはない。

という状態を意味するカードです。
ここどまり感はあるのですが、それによって苦しむかというと、苦痛は伴いません。
平和を表すカードです。
平和とは、すなわち停滞でもあるわけです。

 

正位置


ほんわかしたアットホームなムードがあります。
なんとなく楽しい。
安心感がある。
居心地のいい場所にいる。
気の置けない仲間たち。

しかしこれ以上どうにかなるかというと、そういった発展や進歩というのはありません。

<恋愛>
現状維持です。
お付き合いしている相手の気持ちに出たら、すごく盛り上がってるというわけじゃないけれど、このままの調子で続いていくだろうという安心感を持っています。

まだ親しくない相手だと、楽しい仲間の一人という感じでしょうか。

微妙な関係の相手の場合、良くも悪くもここどまり。
なんとなく、これ以上の関係になろうという意気込みや勢いがないんですね。
現状で満足なのです。

<仕事>
アットホームな職場。
バリバリやるぜ!みたいな血気盛んな現場ではありませんが、穏やかにいつも通りにやっていけます。人間関係も悪くないです。
居心地の良さを表します。

対策・アドバイスカードに出たら
和やかなムードを今は楽しみましょう。
無理に変化させる時期ではありません。

逆位置


逆位置でも変わらず「停滞」を示すカードですが

停滞したまま終わり

という象意があります。
なかなか発展しないなぁ…と思っているうちに、会うこともなくなるとか。
絵柄はホームパーティみたいな感じですが、
和やかなパーティが終わって解散した後の雰囲気をイメージするとわかりやすいでしょう。

<恋愛>
なんとなく解散です。
でもあなたの気持ち的にも、「会えなくて辛い!!」みたいな感じではなくて、なんとなく会わなくなったな〜みたいな、ゆるいテンションです。
占っている時は、未来にそう出たら「えー!会わなくなっちゃうの!」ってショックでしょうが、実際時が経ってその時になってみると、「そういえば、今はもう特になんとも思ってないや」ってケロッとしてたりするんです。
なので、ご心配召さるな。

相手の気持ちに出た場合、「これ以上どうこうなる相手とは思っていない」みたいな感じですね。仲間の一人です。

お付き合いしてるとか結婚してる相手の場合、逆位置だからといって破局!離婚!みたいな激しい展開にはなりません。
ただ、なんとなく惰性でグダグダなので、気持ちとしても「なんか馴れ合いになっちゃってるな〜」みたいな感じです。いわゆる、倦怠期
長い付き合いならしょうがないですね。
そんな時期もあります。

対策・アドバイスカードに出た場合は
惰性でグダグダになっていないか注意しましょう。
今持っているものを保とうとする努力も必要です。

関連記事