ペンタクルスの4/維持する、こだわる、抱え込む。

ペンタクルスは「物質」や「情報」などを表し、「4」という数字は固定、安定を表します。
その二つが組み合わさったペンタクルスの4は、「持っているものを安定させる」という意味を持つカード。
具体的に言うと

持っているものを抱え込んで離さない
今の状態をガッチリ維持する
(情報やお金などを)人に分け与えず、独り占めする
こだわり、執着

そんな状態を表します。

(画像のカードはドルイドクラフトタロットより。わかりやすく抱え込み執着してますね)

正位置


今持っているものを手放さない、変化させない、分け与えない。というニュアンスで読みましょう。

<恋愛>
執着心
現状をなんとしても守る
環境を変えたくない

相手の気持ちで出た場合、恋愛関係にあるお相手やパートナーの気持ちで出たら「手放したくない」「今の状態を変えたくない」「束縛したい」などと読めるでしょう。
距離のあるお相手の気持ちの場合は、「現状維持にこだわっている」という場合もあります。たとえば、お金や時間が自由に自分のものとして使える今の生活を変えたくない…等ですね。

<仕事>
お金へのこだわり
情報を独り占めする
現状を変えたくない

<アドバイス・対策で出たら>
今は変化の時ではなく、現状を守ることが大切なようです。
また逆に、現状にこだわりすぎている時にその問題を指摘している場合もあります。

 

逆位置


「維持する」「こだわる」「抱え込む」という面での問題が出ているという意味になります。

執着しすぎる

または

維持できずに手放す

といった感じです。

 

逆位置


維持体制に問題がでてきました。
より抱え込もうと、むきになって執着してしまっているか
または逆に、維持できない状態になってあきらめて手放すか。
占っている物事の状況や、周りのカードも複合して読んで判断しましょう。

<恋愛>
思い通りにならず、苛立ったり苦しい思いをする。
意固地になる。
こだわっていた気持ちが落ち着いて(またはこだわっているような状況じゃなくなって)手放す。

執着心が収まって、「そんなにこだわらなくてもいいんだ」と気づくということもあります。

<仕事>
お金にこだわりすぎてケチになる。
変化を求められても応じられず、話がこじれる。
現状維持できない状態になる。

<対策、アドバイスで出たら>
こだわっていたものはもはや維持できない、ということを受け入れたほうがよさそうです。
これ以上こだわっても問題は解決しないことを教えてくれています。

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