ソードの8/身動き取れないのです。今は。

ソードの8は剣に囲まれて目隠しされているという絵柄の通り、「身動きが取れない」と言うカードです。
視界もふさがっているので、「ここに抜け道があるじゃん!」みたいな発想も今は思いつけないんですね。
どうにもならない、という場合もあれば
どうにかする気もない、というケースもあります。

しかし、実際は剣で怪我もしていないし、逃げ道がないほどの牢獄に入れられているわけでもありません。はたから見たら「すぐ出られそうじゃない?」って感じですよね。このカードが出る時、現実にはすごく深刻というよりは、本人のメンタル・考え方の問題であることがほとんど。

恋愛では、不倫や二股の時によく出てくるカードです。

正位置


前に進めない。
事態を変えられない。
どうすることもできない。
針のむしろ。
忙しすぎて手が回らない。
過労。

自分が悪い場合もあるんですが、被害者意識のようなものが芽生えていることが多いです。「どうすることもできないんだよー!エーン」って感じ。
まあそうじゃないとしても、何もできない(できないと思っている)状態を表します。
恋愛でも、仕事でも、相手の気持ちでもそんな感じです。
身動き取れない理由はいろいろあるでしょう。「忙しすぎて余裕がない」とか「金銭的に厳しくて不可能」とか「既婚者なのでこれ以上関係を進められない」とかね。

対策・アドバイスで出た場合は
いろんなことでがんじがらめになっているようです。
まずは自分がどうしたいか、方向性から確認してみましょう。
そうすれば自ずと、何をすべきか、できるか、わかってくるはずです。

逆位置


身動きがやっと取れるようになる兆し。
だからといって、いきなり動き出せるわけではないのでスピード展開は期待しないように。

がんじがらめの状況に変化が見えてくる。
動ける、と気づく。
有効な対処法を探り始める。

こんなニュアンスが入ってきます。が、状況としてはそんなに正位置と変わらないと思ってください。やっと視点が先へと向き始めた様子、という感じです。

対策・アドバイスで出たら
無理だ無理だと思い込みすぎているかもしれません。
周りのせいにせず、自分がどうすべきか落ち着いて考えてみれば、どうするべきかは見えてくるはずですよ、というメッセージです。

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