8.力/いなす。懐柔する。克服する。戦いません!

(画像のカードでは11番になっていますが、ここでは一応8番として扱います)

昔は、このカードに過剰な期待を持っていた頃がありました。
だって、か弱そうな女性がライオンを手懐けているんですよ!
(カードによっては屈強な男が棍棒で獣を叩きのめしてたり、女性が柱を抱えて涼しい顔をしていたり、いろいろです)

さぞ過酷なトレーニングを経て、血まみれになりながらここまで…

と思うところですが、「力」のカードにそこまでワイルドな意味はありません。

 

相手をいなす。
うまいこと受け流す。
偉い人に愛想良くする。
我慢する。
克服する。

「力」はこんなカードです。

正位置

<恋愛>
パートナーとの恋愛では、何かちょっとした問題があってもうまく対応してやっていく。ちょっと我慢が必要だけどなんとかなる。といった状況ですね。
相手の気持ちに出ると、「うまいこと対応してしのいでる」とか、「ここは忍耐」と思っているなど。まあ、あまり深刻な状況ではありませんが、我慢してくれていることにこちらからも気遣いを見せたほうがいいかもしれませんね。

片思いや微妙な関係だと、これは我慢の時期です。忍耐が報われるかどうかはこれだけではわかりませんが、このカードは「自分の執着を克服する」という意味も持ちます。もしも、ずっと進展のない片思いが続いた結果にこのカードがでたら、あなたはもう楽になって次の恋愛に進むことができているかもしれません。
相手の気持ちとして出た場合は、「とりあえず上手くやっていこう」と考えているようです。ソツない態度で雰囲気よく保ちたいのかも。

<仕事>
上司や周りの人とうまくやっていく。
なんとか対応しながら上手くこなす。
我慢の時期。

対策・アドバイスで出た場合は
真っ向勝負じゃなく、うまいことかわしましょう。
戦うのではなく、「軽くいなす」のが有効です。
ちょっと我慢の時期ですが、割となんとかなります。

逆位置


逆位置になると、うまくいなすというよりも、ポイしちゃう感じ。
「やってらんねーわ」って心境です。
または、偉い人に対して「長い物には巻かれろ」精神でおべっかを使うなど。
前向きな気持ちや誠意があるかどうかの違いですね。

<恋愛>
適当に合わせる。
諦める。
我慢しても報われない。

パートナーの気持ちで出たら、「前はムキになってケンカとかしてたけど、もう適当にハイハイって流せばいいや」とか、何か望んでいたことがあったけど諦めたとか、そんなモードですね。
相手の話を聞いてあげるといいかもしれません。

片思い・微妙な関係の相手の気持ちの場合、「仕事や友人関係の都合上、愛想良くしておこう」という雰囲気です。相手からアプローチを受けていたなら、「手応えなくて諦めた」ようですね。

対策・アドバイスで出た場合は
投げやりにならないこと。
誠意をもって取り組むことです。

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