20.審判/YESかNOか、答えが決まりました。

「審判」のカードって死者の復活の絵なので、「復縁を意味するカード」とよく言われますね。
実際に鑑定していて、「復縁」って意味でてくるかというと、うーん…。

確かに、そういうこともあります。
しかし、そうならなかったケースもたくさんあります。

このカード自体が復縁カードかというと、そういうわけではないんですね。

正位置


答えが決定する。

何かに対して、「YES」という答えが決まります

注意が必要なのは、何かに対して「YES」ということは、別の選択肢に対して「NO」という答えも決まるということです。
なので、自分のことならともかく相手を占って「審判」が出た場合、相談者さんにとってポジティブな決定であるとは限らないんですね。

もうひとつ、

お知らせが来る

という意味もあります。

恋愛でも、仕事でも、そういった意味で読んでみてください。
相手の気持ちで出た場合も、「何か答えが決まったんだな」あるいは、「何かの知らせを聞いたんだな」という解釈でOKです。

ちなみに、結婚を考えるくらいの間柄で「審判」が出れば『この人に決めた』という決意だと思っていいでしょうが、出会って間もない関係でこのカードが出た場合「この人こそ運命の人かもー!」っていう勘違いな時もあります。
その時はきっと本当にそう思ったのよ!!

このカードは、自分でどうこうするとか、気持ちがどうのというよりも「そういう状況になった」という感じのカードです。
宣告される」のです。
大アルカナらしい、宿命的というか、自力でどうこうできる範疇以外のお話、といった感じのカードですね。
重みがあります。

逆位置


「NO」という答えが決定する。

正位置の時はYES/NOどちらかの決定として読めましたが、逆位置で出てきた場合はNOで決定。

「NO」というお知らせ

です。

つらい。けど、しかたない!!!
受け入れるしかないこともあるんです。
別の、もっといい道が用意されているという知らせでもあるでしょう。
曖昧なことを言われるよりは、「ここは行き止まりだよ」と教えてもらえるのってむしろ親切なんです。

一応、

まだ答えを決められていない

という時もあります。
ですが、たいていはまだ口に出せていない、発表していないだけで「NO」なのは決まっていますね。

正位置でも逆位置でも、対策やアドバイスでこのカードが出てきたら、「受け止めるしかない」という感じです。
なかなか厳しいですね。しかしそういうこともあります。

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