4.皇帝/思いのままにしたい支配欲。
皇帝のカードは、責任感やリーダーシップ、支配欲といった意味を表します。
活動的なリーダーというよりは、どっしりしたリーダー像を思い浮かべていただくといいと思います。
頼りになる!という面と同時に、頑固で融通が効かない!という面も持ち合わせています。
そして、皇帝のカードはマルセイユ版など古いタイプのものを見ても、横向きで座っている姿で描かれていることもしばしばです。それは
「孤高」「独裁」など、ちょっと心をと閉ざし気味な状態であることも示しています。
正位置
責任感が強い。
自分の思い通りにする。
達成。
我を通す。譲らない。強情。
皇帝のカードは、こういった形での「強さ」を示すカードです。
女帝のカードが「柔」ならば、皇帝のカードは「剛」という感じ。
<恋愛>
強い意志がある状態、とみてもいいのですが、強情を張って事態が動かない…なんて意味に出てくることもしばしばです。
相手の気持ちで出てきたら
パートナーの気持ちの場合、責任感を持っている、自分が仕切りたいと考えている、自分の思い通りにしたい…といった気持ちを抱いているでしょう。
責任感を持ってくれてる場合はいいのですが、場合によってはそれが行き過ぎてオラついた感じ、モラハラ的な形でてくることもあります。状況に合わせて読んでみてくださいね。
まだ親しくない相手の場合は、今は恋愛モードではないかも。
人を寄せ付けたがらないようなちょっと頑なな気持ちや、こだわりが強くて譲れないような気持ちが表れているようですね。
微妙な関係の場合、彼はあくまで自分のペースでやっていくつもりです。自分の思い通りにする、という気持ちですので、とりあえず相手に合わせていくしかなさそうです。
<仕事>
リーダーシップ。
盤石の状態。
達成、粘り勝ち。
権力ある人による影響、支配。
融通が利かない。
<対策・アドバイスで出てきたら>
フワフワしている場合ではありません。しっかり責任感を持ち、着実にすべきことを推し進めましょう。
また、逆に「自分の思い通りにしたい」と思いすぎていないか?という注意である場合もあります。支配欲や執着心にとらわれて周りの意見が聞けない人になっていないか、気をつけてみましょう。
逆位置
責任感がありません。
言うだけ言ったくせに、いざやるとなったら放り出してしまったり。
恋愛にしても仕事にしても、自分の意思でしっかりリードしていこうという姿勢がありません。
付き合う気がない。
責任を取る気がない。
責任から逃げ出す。
恋愛にしても相手の気持ちにしても仕事にしても、こんな感じで読んでみましょう。
困ったやつです!
<対策・アドバイスで出てきたら>
意思の弱さや責任感の欠如が問題のようです。
イヤでもきちんとやらばければならない時もあります。
また、「この物事はあなたの手に負えるものではない」というメッセージかもしれません。大きすぎる物事に手をつけて投げ出すことになるよりは、着実にできることから頑張ってみる方がいいかもしれませんね。