何度も占っていいの?という問題について。
わたしは「何度も同じことを立て続けに占う」ということはやりませんが、やりたい人はやっていいと思うのです。カードに呪われる!なんてことはありません!ただし、考えてみてほしい点はあります。
たとえばあなたが、「Aくんって私のことどう思ってるかな?付き合えるかな?」と友達に聞いたとしましょう。
この友達は事実のままをサクッと話す人です。気休めは言いません。
「うーん、Aくんはあなたのこと、友達のひとりって思ってるね。彼女もいるみたい。彼を思い続けても辛い気持ちが続くよ!」
なんて答えるかもしれません。
当然、あなたはショックですよね。
でも、それからどうしますか?
同じ友達に、もう一度「あのね、もう一回聞くけど、Aくんて私のことどう思ってるかな?付き合えるかな?」と尋ねるでしょうか?
もし全く同じことを聞いたら、きっと友達は(意味が伝わらなかったのかな?キツくなっちゃうけど、もっと強い言葉でわかりやすく伝えよう)と考えて、よりキツイ表現で同じ内容を答える場合もあります。
または、違う側面から答えてくれるかもしれません。
「あなたは前に進まないことにこだわり続けてるみたい。夢だけ見てて何も変わらないから、そうね、3ヶ月後のあなたは今と変わらず、身動き取れないみたいよ」
または、フワ〜ッとした答え方に変えてくるかもしれません。
「あなたが今目標にしていることは、遠いところにある…。今の状態が続く。停滞してるけど、あなたは希望を持ち続けるでしょう」
このへんになってくると、あなたは「そうか!希望があるんだ!!」とポジティブに受け取れるかもしれません。しかし、問題は解決しない。
まだ気が済まないと、今度は他のお友達のところを回って、「彼はあなたのことが好きだから、付き合えるよ!」と言ってくれる人を探すという人もいるでしょう。
でもこれ、誰でも言えるんです。
どう言えばあなたが喜んでくれるかは誰でもわかるし、喜ばせれば自分のところにまた来てくれるだろうと考えますからね。
一時の安心感や喜びはあるでしょう。
でも、あなたも馬鹿ではないので「そうなら嬉しいけど、なんかおかしいな」という違和感を無意識に感じていたりします。
そうすると、そんな不安を打ち消そうと、「聞きたい言葉を言ってくれる人」のところに何度も足繁く通って質問し続けるかもしれません。
いつまでたっても現実が変わらなければ、悩みは深くなるし、何も解決しませんね。
大切なのは、「望み通りの占い結果を聞くこと」ではなく、「幸せな現実を生きること」です。
占った結果が嬉しくないものだった、というのはよくあることです。
そもそも「うまくいってない悩み」の結末なのだから、残念な結果だとしても当然なんですよね。
だけど、そのことをいつまでも悲しみ続けるより、もっとうまくいくことが他にたくさんある!という方に目を向けられれば人生はもっとスムーズに前に進みます。
もし「もう一度占いたい」と思えば、気がすむまで何度でも占ってみましょう!
タロットの示す「近い未来」は2週間〜1ヶ月先、「結果」は3ヶ月先くらいであることが一般的です。
ですから、その結果を見てから次の展開をまた占うというのが一番いいとわたしは思います。
今すぐもう一度占いたい、という場合は、少しずつ角度を変えて質問すれば、役に立つ答えが得られるでしょう。
たとえば、「Aくん自身の恋愛事情はどうなっていくのか?」とか、「Aくんがダメなら、他の相手も含めてわたしの恋愛事情はどうなっていくの?」とか、「わたしの恋愛が今うまくいってない理由は何?」など、質問を変えていろいろ占うと、物事の背景や原因、とるべき対策がどんどんわかってきます。
率直すぎる友達・タロットさんはなんでも教えてくれますから、ものごとの見方や角度を変えて、いろんな質問をしてみましょう。
タロットはあなたの顔色を伺って適当なことを言ったりしません!そこがいいところなんです。