12.吊られた男/にっちも、さっちも、どうにもね。

「吊られた男」は地味〜にイヤなカードです。

彼との関係、どうなりますか?→終わりにはなりません
じゃあ、進展するんですか?→進展はしません
どうなるんですか?→現状のまま変わりません

停滞組の親玉とも言えるこのカード!
意味としては

変わらない。
身動きが取れない。
どうすることもできない。

辛いですねぇ。

正位置


我慢の時です。
何も状況が変わらない、変えられません。

<恋愛>
生殺しの状態が続く。
進展できない。

相手の気持ちで出たら、お付き合いしているパートナーの気持ちで出た場合は、結婚に進めない事情があるとか、二人の状況を進めたいのに仕事の都合でできないとか、身動き取れない状況です。

片思いや、微妙な関係の相手の気持ちに出た場合、相手は「どうすることもできない」「とりあえず、このままで…。」そんな気持ちです。
不倫の関係などでよく出るカードです。

<仕事>
忙しすぎていっぱいいっぱい。
条件が不満でも、変えることができない。
転職もできないし、不満でも続けるしかない。

(書いてるわたしも気が滅入ってきます!)

<対策・アドバイスとして出てきたら>
今は耐える時期です。
自力ではどうにもならない時なので、我慢しましょう。
時が来れば状況は変わります。

 

逆位置


我慢の時期、身動きが取れない、というのは正位置と変わらないのですが
逆位置で出てきた場合、「そもそもこうなっていること自体がおかしい」という意味が加わってきます。

無駄な我慢。
現状を正しく認識していない。
報われないことにこだわる。

逆位置の「吊られた男」はこんなカードです。

<恋愛>
ほとんど関わりが持てない相手への片思いの時などに出やすいカードです。
よく知らない相手に思いが募ってしまったり、願えば叶うはず!と独りよがりに頑張ってしまってる時に、やさしく(?)「そろそろ路線を見直そうか」と教えてくれるようなカードなんですね。

相手の気持ちで出てきた場合、パートナーの気持ちであれば「現状を認識できていない」「ありえない理想を追って苦しんでる」「報われないことに耐えている」と読み取ってあげてください。

片思いや微妙な関係の相手の気持ちで出た場合、
「どうする気もない」という状態です。
あなたはこんなに気にしてるのにね!まあ、そういうこともあるんです。

<仕事>
報われないことをやり続けている。
しなくてもいい苦労をし続けている。
状況を正確に把握せず、無駄に耐えている。

<対策、アドバイスで出てきたら>
現状を正しく把握しましょう!
「その質問自体、ちょっとおかしいよ?」というメッセージです。
あなたの悩み自体が、現実には成立していないことの場合もあります。
現実から目を背けず、起きていることを正しく認識すれば、新たな道が拓けます。

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